【米国Formula SAE®】

教室の中だけでは優秀なエンジニアが育たないことにいち早く気づいた米国は、1981年(4輪自動車生産で日本が米国を追い抜き世界一になった翌年)から『ものづくりによる実践的な学生教育プログラム』として Formula SAER (SAE International主催) を開催しました。最近ではビッグ3とSAE Internationalがコンソーシアムを組んで,100校を超える大学チームが参加する盛大かつ国際的な大会になっています。大学の80%以上では単位として認められています。会場では、多くのサポート企業のもとで、将来自動車産業のエンジニアとして活躍したい学生のリクルーティングの場としても機能しています。また,1998年にはイギリスで,2000年にはオーストラリアで同様のルールによる競技が開催されています。

全日本 学生フォーミュラ大会のビジョン

日本の学生に、学会として「ものづくりの機会を提供」する。主役は学生である。大会では、学生たちが自ら製作した車両の、構想提案・設計・コストから走行・燃費性能までの「ものづくりの総合力」を競い、産学官で支援して、自動車技術・産業の発展・振興に資する人材を育成する。

  1. 技術者育成
    • 我が国の自動車産業の発展に寄与するため、学生の“ものづくり育成の場”とする。
    • 学生の自主的なものづくり育成とし、総合能力を養成することに寄与する。
    • 大学と協力して本活動の教育的価値を高めていく。具体的な目標は、JABEE(日本技術者教育認定機構)認定、卒論研究テーマとして取り上げてもらうことや単位として認めてもらうこと。
    • オープン大会を目指して、運営上可能な範囲で海外チームを受け入れる。
  2. リーダーシップを持った自動車技術会の活動
    • “自動車技術会のイベント”とし、競技の場を提供する。
    • “学会のイベント”を原則にし、かつ企業競争を避ける。
    • 海外参戦はチームの自主的活動に任せる。
  3. 産学官連携
    • 産学官連携、及び先輩と後輩の連携と交流の機会を拡充する。

大会理念
  • ものづくりの機会を提供することによって、大学・高専等の工学教育活性化に寄与する。
  • 学生自らがチームを組み約1年間でフォーミュラスタイルの小型レーシングカーを開発・製作することによって、学生がものづくりの本質やそのプロセスを学び、ものづくりの厳しさ・おもしろさ・喜びを実感する。
  • 競技会では、走行性能だけでなく、車両のマーケティング、企画・設計・製作、コスト等のものづくりにおける総合力を競う。
  • 学生に対しては自己能力向上の場、企業に対しては将来を担う有能な人材発掘の場を提供する。
全日本学生フォーミュラ大会 -ものづくり・デザインコンペティッション-公式HPより引用

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